新卒採用をはじめた理由は「2033年に20億円を達成するために業態ごとに子会社の社長をつくりたい」からです。また、事業部を任せられるレベルの人材は転職市場にはなかなかおらず、中途採用に難しさを感じていました。であれば、毎年就活をする新卒の学生の中から、若くても経営の素質があり働くことに前向きな人と出逢い、育てるほうがいいのではないかと思ったんです。さらには、新卒を受け入れることで育成の仕組みも作れると思いました。中途だと即戦力を期待しがちなので育成の仕組みを作る必要があまりありませんが、これから組織として強く成長するためには、育成の仕組みや文化も必要になります。だからこそ、新卒採用に踏み切りました。

新卒でもチャンスがあるのが飲食業界です。飲食って難しくて、どこまでいっても実際にやってみないと分からないことの方が多いです。だからこそ、スピード感をもって行動できる人の方が有利なので、意欲と行動力さえあれば年齢関係なく成功できるチャンスは平等にあります。

実際に「私が社長になれるのかな…」っていう人が意外とハマったりすることもありますよね（笑）。だからこそ、「チャレンジの場と評価は平等にする」ことは大事にしていて、どんな人でも頑張って結果を出せば報われる会社を目指しています。「年齢・性別・宗教・国籍」では線引きしません。仕事はラクじゃないけど、責任を早い段階で持てて必ず成長できますし、自分の可能性に蓋をせず、素直で愚直に頑張れる人には最高の環境だと思います。

私は中途ですが、前職までと比較しても圧倒的にチャレンジも評価も平等な会社だなって感じますね。だからこそ、やりたいことや夢がある人の方がこの環境を最大限活かせるとも感じます。

個人的には、「なんとなく安定した会社に入り、年功序列の環境で、大多数の中で埋もれてしまうくらいなら、逆にウチで勝負を仕掛けたほうがよくない？」って全就活生に言いたいですね（笑）。

飲食ビジネスは世の中のイメージより良いものじゃないかなと思うんです。なぜなら飲食は「なくならない仕事」だからです。また、一般的には「キツイ」「給料が少ない」と言われることもありますが、それは利益度外視でやっているお店が多いからです。しっかりしたやり方で経営すればちゃんと売れてみんな豊かになれるし、働き方も改善できます。だからこそ、私たちコン・コースは多店舗展開をしてきちんと利益を出し、社会に影響を与え、飲食業界に背中を見せられる企業を目指していきます。その先に「飲食業界っていいね」と言われる社会に変えていきたいです。

最近では他ブランドを買収しながら、FC制度や教育部門の確立などを進めていますが、それでもまだまだコン・コースには足りないものだらけです。商品開発、人事部、店舗開発、システム導入、さらには海外事業など、やりたいことや、やるべきことは山のようにあります。そこを担ってくれる人と一緒にこれから働きたいです。

コン・コースは、僕が40歳になった時にアメリカ進出を目指しています。具体的には、日本人不在でチェーン展開していくビジネスをまずはアメリカに仕掛けていきます。なぜなら、働く従業員の幸せを考えたときにチェーン店のビジネスは秀逸だからです。個人店のような属人性が高いビジネスは、社長や従業員の自己満足になりやすいと思っています。だからこそ、働く従業員の未来を考えると、均一化されたサービスがあらゆる場所で提供され、雇用が生まれ、お客様が「人」ではなく「お店」について長く収益を上げ続けられるビジネスは素晴らしいと思います。そのためにも、まずは国内でしっかり利益をあげ、納税をし、地域社会から必要とされる会社として成長していきたいですね。ぜひ、これからの未来を一緒に創りたいと感じてくれる方と働けたらうれしいです。